みなさん、おはこんばんちは。
先日お医者さんから「ヘルニア予備軍かも?」と言われてビビっていたんですが、少し様子を見て確認してみたところ「ぜんぜんヘルニアじゃなかったわw」と言われてほっとしているさぶらでございます。
大腰筋ってのが弱っていたせいらしい。
さて、今回のテーマは「SEOの基礎知識」です。
Webライティング初心者さんに特化した内容になります。
たまーに予備知識とかも入れるけどね。
1年以上ライターをやって、最近ようやく「これがSEOか!」と思えるようになりました。
それまでは「どこからどこまでがSEOなんだ?」と、常におっかなびっくり状態。
なんでかというと、ぼく個人がSEOを「ものすごくアバウトに感じていた」からです。
ネットだけの断片的な知識しか持っておらず、学ぶべき内容や領域が明確になっていないようなイメージでした。
なので
タイトルや見出しを気にするのがSEOってのはわかった。
でもそれ以外にも、まだ何かあるんでしょう?
とビクビクしていた感じだったのです。
結論、ライター(文章を書く人)にとってのSEOというのは単純で、それほど難しい話ではありません。
でも、奥深い感じです。
とりあえずこの記事を読めば、Webライティングをする上での「SEOとはなんぞや?」という疑問を解消することができます。
どこを勉強すればいいかもわかるので、今後効率的に学習を進めることができるでしょう。
ゆっくり読んでいってね!
Webライティング初心者が知っておくべきSEOの基礎
SEOを学習する上では、本来的には歴史だとか、背景だとか、そういったことを知る必要があるのかもしれません。
けれど、ここではそこらへんの面倒な話は全部省きます。
気になるなら他のサイトで調べておくれ。
繰り返しますが、この記事は「Webライティングの初心者」に特化し、ライターに必要となるSEOの基礎知識に絞ってお伝えします。
SEO=検索エンジンに気に入られる方法や対策
SEOは、モテたい人の努力に似ています。
本気でモテたい人は、どうすれば異性に気に入られるのかを研究し、実践を繰り返していきます。
その結果、どんどん魅力的になってモテていく、という感じです。
中には独りよがりな人もおるけどな!
たとえば男性が女性にモテたいなら、以下のような対策が必要になるでしょう。
SEOも、これとまったく同じです。
ただ対象が女性ではなく、検索エンジンに変わっただけなんです。
検索エンジンに気に入られれば上位表示される
確かに人間と検索エンジンではだいぶ違うかもしれませんが、本質は変わりません。
以下にSEOの目指すところを箇条書きにしてみるので、さっきのモテ対策と見比べてみてください。
似てるでしょう?
異性と付き合いたいなら、その子を一生懸命口説いて「この人と一緒にいたい!」と思わせる必要があります。
同じように、その検索エンジンに「この記事を上位表示したい!」と思わせたいのであれば、検索エンジンを研究して口説き落とす必要があるのです。
SEOというモノは、検索エンジンを口説き落とすためのノウハウなんだと考えてください。
おまけ:「SEO」という言葉の意味
ところで、「SEO」って何の略でしょう?
個人的には別にどうでもいいかなと思ったのですが、気になるかもしれないので手短に紹介しておきます。
の略です!
「その検索エンジンが喜ぶコンテンツを作ろう」みたいな意味です。
おまけ:「検索エンジン」ってなに?
もしかしたらあなたも、下のねこもどきのような疑問を抱いてはいませんか?
検索エンジンってなんや……?
ディーゼルエンジンとかの仲間なんか……?
検索エンジン=検索の仕組み(検索システム)です。
もっとわかりやすく、検索サイトと言ってもいいでしょう。
Googleとか、Yahooとか、Bing(Microsoft)とかですね。
このうちYahooについては、中身Googleです(2020年08月現在)。
ヤフー株式会社は Yahoo! JAPAN のサイト上で、自身のユーザー向けにフィットするように、Google の検索サービスをカスタマイズして検索サービスを提供することが可能です。これは Yahoo! JAPAN のサイト上で検索サービスがどのような外観になり、利用者がどのように検索を体験できるかといったことも含まれます。
Google Japan Blog『Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために』
余談ですが、Amazonや楽天市場、価格.comなんかの検索システムの中身も、検索エンジンと呼ばれます。
なので「自分の商品を目立たせるための方法」という意味で、それらモール型ECサイトにおけるSEO(Amazon SEO、楽天SEOなど)というのも存在しています。
なんでSEOを意識する必要があるの?
「SEOは検索エンジンからモテるために必要」と説明してきました。
ここからは「検索エンジンにモテる」意味も含めて、なぜSEOを意識するのか、その理由を確認していきます。
ちょっと退屈かもしれませんが、大事なところなのでがんばりましょう!
理由①:検索順位が上がりやすくなるから
SEOは、検索エンジンにモテるための方法です。
異性の好みを完璧に把握しているモテマスターは、その知識を駆使することで実際モテモテになれます。
同じように、しっかりとSEO対策ができているサイトは検索エンジンに好まれ、検索上位に入ります。
そして検索上位にいるサイトは、単純にクリックされやすくなります。
検索上位のサイトから確認する人が多いじゃろ?
多くのWebメディアがSEOを意識するのは、自分のサイト(記事)を検索上位に食い込ませ、たくさんクリックされたいからなのです。
理由②:自然とユーザーフレンドリーになるから
日本においてSEOといえば、Googleの検索エンジン向けの対策になります。
そして問題のGoogleさんは、かねて「ユーザーフレンドリーを重視するよ」と宣言しています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google「Google が掲げる 10 の事実」
つまりGoogleに好かれるためには、ユーザーフレンドリーなサイト(記事)にする必要があるわけです。
「ユーザーのニーズや使い勝手を考えて、ユーザーにとってより良いものを提供してね」ということですね。
サイトがGoogleに好かれるだけでなくユーザーにも好かれるだなんて、ステキなことではありませんか!
Win-Winやで!
理由③:ユーザーの多くが検索エンジンから来るから
スマホが普及した今、職場や自宅に限らず、あらゆる場所で簡単に検索ができます。
今やインターネット利用のメインデバイスは、PCではなくスマホなのです。
2019年上半期もスマートフォンの利用者数は継続的に増加し、スマートフォンは全世代でインターネット利用のメインデバイスとなりました。中高年層への普及後には増加率は落ち着いていくことが見込まれますが、消費者とコミュニケーションをしていく際に、最も重要なデバイスとなることに変わりはないでしょう。
ニールセン デジタル株式会社『全世代でスマートフォンがネット利用のメインデバイスに~ニールセン 2019年上半期のデジタルメディアの利用動向をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表~』
時間や場所を問わずに検索が行えるようになったということは、検索エンジンが利用される頻度も高まっているということ。
ちょっとした隙間時間にスマホを使って調べ物とか、みなさんもあるんじゃないでしょうか?
ワイはトイレとかお風呂でよく検索するで。
これはつまり、検索結果からサイトにやってくる可能性があるユーザーが、ものすごくたくさんいる、ということを意味します。
自分のサイトが検索結果の上位に入れば、結果として多くの人の目に触れることになり、記事が読まれる機会も増えるでしょう。
おまけ:SEOはWebマーケティングの施策でもある
いままでの説明でわかる通り、SEOはWeb上における重要な集客対策です。
したがってSEOの究極的な目的は、サイトそのものを集客システム化してしまうことにあります。
究極は、ほっといてもお客さんからやってくる状態なわけですね。
SEOに基づく記事作りというのは、広い意味で考えるとWebマーケティングの施策ともいえるのです。
とっても重要やで!
SEO対策とは
前置きはここまでにして、ここからいよいよ具体的な「SEO対策」を紹介していきます。
SEO対策は大きくわけて、以下の3つにわけられます。
それぞれ詳しく、できる限りわかりやすく解説していきます。
①内部対策(プログラム的な話)
SEOの中でもプログラミングの分野に含まれるのが、この内部対策です。
具体的にはHTMLやcssなど、サイトのページを構成するプログラミング構造に関わる話になります。
もちろんライターにとって、HTMLやcssなんてものはまったく意識する必要がない要素です。
とはいえ、まったく関係ないかというと、実はそうでもないんです。
ライティングの仕事をする場合、その記事で狙っているキーワードや、それに関連する言葉を、タイトルや見出しに積極的に含めることが求められます。
ときには「日本語おかしくなってもいいから入れろ!」とか言われることさえあるとかないとか。
それはどうなん。
タイトルや見出しは、最終的にはHTMLのタグに入れ込まれることになります。
つまり、プログラム(HTML)に変換されるわけです。
この、タイトル(titleタグ、h1タグ)や見出し(h2タグなど)にキーワードを入れ込む作業こそが、内部対策のひとつなのです。
②外部対策(宣伝的な話)
外部対策というのは、いわゆる宣伝的なものです。
なのでWebライティングに直接関わってくるものではありません。
間接的には関わるけどな。
具体的には、そのサイト(記事)に対する他サイトからのリンク(被リンク)を指します。
この被リンクの質と数を増やすための対策が、外部対策になります。
代表的なものは、SNSを使った宣伝です。
③コンテンツ対策(サイトや記事の話)
Webライターが意識するのは、このコンテンツ対策がメインです。
SEO対策において、コンテンツ対策はもっとも重要な部分といえます。
なぜなら、どんなに内部対策と外部対策をがんばっていてもコンテンツそのものが評価されなければ、コンテンツとしての意味を成さないからです。
そういう意味では「他の対策は食材であり、その食材で作る料理がコンテンツ対策である」、と考えることもできるでしょう。
カレーにする? カツ丼にする?
コンテンツ対策の基本は、読者のニーズ(検索内容)に対して適切なコンテンツを用意すること。
評価基準はさまざまですが、代表的なものは以下の通りです。
コンテンツ対策の具体例
言葉だけではわかりにくいと思うので、ストーリー仕立ての例を用意してみました。
厨二病になったつもりで読んでみてください。
自分の厨二病が激しすぎないか、少し不安になっている厨二さん。
人知れず、こんな悩みを持っています。
(みんなに引かれてないか、嫌われていないか心配です)
厨二さんは「厨二病 めんどくさい」というキーワードで検索し始めました。
自分がめんどくさいと思われていないか、確認したかったからです。
たどり着いた記事では、厨二病がめんどくさがられる理由がわかりやすくまとめられていました(網羅性)。
サイトの運営者は「かつては厨二病を患っていた人気カウンセラー」(信頼性)で、このサイトは「厨二病からの脱出」をテーマにしている様子(専門性)。
さっそく厨二さんは記事を読み進め、自分が周囲から「素直にキモい」と思われている可能性があることを理解しました。
しかし、厨二さんは疑問を感じます。
(この世の真理を追求しつつも、素直にキモいと思われないためには、一体どうすれば……?)
よく見ると記事の最後に「あなたが素直にキモい理由:周りから好かれる厨二病に生まれ変われる禁断の術式を紹介」という記事へのリンクがあるのに気付きました(関連情報)。
厨二さんは素直にキモい状態から脱出し、爽やかな厨二病女子を目指すべく、その記事もチェックすることにしたのでした。
そのままの君でいて。
結局なにを覚えればいいってこと?
一通り説明は終わりましたが、ちょっとまだわかりにくいかもしれません。
なのでここからは、「もうここに書いてある内容だけ理解すれば大丈夫」というものを紹介していきます。
ぶっちゃけ、ここだけ読めばOK!
ライターが意識すべきは「記事の内容」に関すること
Webライティングとは、Web記事を書くことです。
Web記事とは多くの場合、「読者の問題を解決するための情報を提供する記事」を指します。
したがって、ライターが覚えるべきSEO対策は「記事の内容」に関することになります。
「記事の内容に関するSEO対策」とは、以下の「コンテンツ対策+α」です。
覚えるポイント①:キーワード選定
読者の抱える問題(疑問や悩みなど)を解決することが、記事に求められている使命です。
とはいえ、読者がどんな問題を抱えて記事にアクセスするのかを推測できなければ、何を書けばいいのか(記事のゴール)がわかりません。
この記事のゴールは「ライターにとってのSEOって何なん?」です。
そのワードで検索をする人は、一体どんな問題を抱えているのか。
それが理解できれば、記事のゴールも自ずと見えてきます。
逆に書きたい内容が決まっている場合には、どんなキーワードで検索されるのかを的確に推測し、キーワードを選定する必要があります。
相手の立場で考える必要があるので、ある程度の想像力や共感力、リサーチ力が必要です。
覚えるポイント②:タイトル決め(キーワードの入れ込み)
検索エンジンには好みのタイトルがあります。
それは、検索キーワードが含まれているタイトルです。
よくあるたとえ話なんですが、記事のタイトルは本の表紙に似ています。
本を探している人は表紙や背表紙を見て、自分が探している本なのか、なにかピンとくるものがあるか、などの基準で「ふるい」にかけます。
同じようにネットで情報を探している人は、記事のタイトルで「ふるい」にかけることが多いようです。
だからWeb記事にはキャッチーなタイトルが多いんや!
検索エンジンはそれを理解した上で、タイトルに「検索キーワード」が含まれているかを気にしています。
検索キーワードがタイトルに含まれている場合、記事がその問題と関連性があると判断できるからです。
覚えるポイント③:構成作成(見出し作り)
検索エンジンは、見出しにも「キーワード」が含まれているかどうか気にしています。
タイトルだけでなく、見出しにもキーワードが含まれているなら、「この記事は間違いなくキーワードと関連がある!」と判断できるからです。
ですのでSEO的には、できる限り見出しにもキーワードを盛り込んでいくのが良いとされています。
SEOを意識した見出しの付け方は、こちら↓を参考にしてください。
覚えるポイント④:ライティング(本文・要約)
言わずもがな、本文がもっとも大切なポイントになります。
本文では情報の網羅性、オリジナリティ、信頼性、専門性などがチェックされます。
読者が満足してくれることを第一に、一生懸命書きましょう。
意外と油断しがちなのは、要約(メタディスクリプション)。
ここの内容も評価対象に含まれるので、しっかりキーワードを入れ込みつつ、意味のあるわかりやすい要約に仕上げてください。
検索エンジンに好まれる記事を書くのがSEOライティングの目的
SEOを意識したライティングは、「SEOライティング」と呼ばれることもあります。
通常のライティングの目標が読者の満足にある一方で、SEOライティングでは、検索エンジンに好まれる記事に仕上げるのが主たる目的になります。
検索エンジンに好まれる記事を書くためには、検索エンジンがどのようにコンテンツを評価しているのかを理解しなければなりません。
それこそがSEOです。
とはいえ、検索エンジンに好かれさえすれば成果がでる、というような単純な話でもありません。
その理由は、検索エンジンの目的を考えれば明らかです。
検索エンジンが好むのは読者に価値を提供するコンテンツ
検索エンジンの代表であるGoogleは、検索エンジンを利用した広告が、おもな事業のひとつです。
たくさんのユーザーがGoogleの検索エンジンを利用すれば、そのぶんだけ広告は人の目に触れることになり、実際に商品が売れる可能性も高まります。
そのためGoogleは、ユーザーに好んで使われる検索エンジンであり続けようとしています。
たとえば、見出しやタイトルにキーワードを入れ込みすぎた挙げ句、日本語として破綻しているような記事を見て、喜ぶユーザーがどれだけいるでしょうか?
キーワードを羅列しただけのサイトとかね。
多くの人は「なんだこれイミフすぎ、うぜぇ」と、即閉じしてしまうでしょう。
更に仮の話として、そんなサイトばかりを検索上位にしている検索エンジンがあったとしたら、どう思いますか?
多くの人が、その検索エンジンを信頼しなくなるのではないでしょうか。
検索エンジンは、日々進化しています。
多くの人に積極的に利用されることを目指し、ユーザーフレンドリーを追求して、サイトの、コンテンツの評価基準を改良し続けています。
このコンテンツは、読者に適切な価値を提供できているか?
これを確実に判断することが検索エンジンが目指すところであり、検索エンジンに好まれるコンテンツの絶対的な基準なのです。
人も会社も商品も、成長やめたら終いやで!
SEOを指針にして記事を書いてみよう!
これにて「Webライティング初心者向けSEOの基礎知識」、終了でございます。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
最後にもう1度、ポイントをおさらいしておしまいにしましょう。
SEOライティングにおいては、SEOを意識することはもちろん、読者さんのニーズを満たす記事に仕上げることも大切です。
SEOに縛られて、ニーズの推測や読みやすさの追求がおろそかになっては、本末転倒というもの。
SEOはあくまでも記事を検索上位にするための指針に過ぎず、ユーザーフレンドリーを追求することこそが基本中の基本なのです。
最初は両立が難しいかもしれません。
しかし慣れてくれば、無理なく共存させることができるようになるはずです。
ワイもまだまだ修行中や!
繰り返し記事を書いて、少しずつ慣れていきましょう!
ーおしまいー