みなさん、おはこんばんちは。
今頃になって「ドラゴンクエストビルダーズ2」がやりたくて仕方がなくなっている(2021年2月23日の)さぶらでございます。
体験版やってみたらハマった。
さて、今回のテーマは「小アルカナとは?」でございます。
タロットカードは78枚の絵札で構成されているのですが、そのうちの56枚が小アルカナと呼ばれております。
この小アルカナ、大アルカナに比べるとだいぶマイナーです。
カードを見ても「あー、これね!」とはならないんじゃないでしょうか。
大抵は「はじめて見た」みたいな反応になると思う。
そんな知名度が低い小アルカナ。
知名度が低いからこそ、見たこともない沢山のカードに巡り会えるかもしれません。
神秘的かつ示唆的な絵柄を眺めていると、それだけでワクワクするような気持ちになってきませんか?
今回はそんな小アルカナの世界に、一緒に触れてみましょう!
ワイ、スピリチュアルはダメだけどオカルトは結構好き。
小アルカナは56枚のカード群
学習という意味では、大アルカナよりも大変です。
なにしろ、小アルカナの枚数は大アルカナの2倍以上。
若い人なら気合いで暗記できるのかもしれませんが、そうでなければなかなか厳しいのではないでしょうか?
できたとしても、丸暗記は良くないと思うけどな。
とはいえ、どんなものでも最低限覚えなければならない部分は存在します。
まずはその辺りから見ていきましょう!
小アルカナのカードには種類がある
小アルカナの56枚は、以下の4つのスート(Suit)に分けられます。
スートというのは、トランプでいうところのスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4記号を指します。
タロットでは、以下の4つの記号が使われています。
またスートとは別に、小アルカナは以下の2種類に分けることもできます。
4つのスート
スート(Suit)とは、「一揃いの」という意味を持つ英単語です。
それ以外にも、Suitにはたくさんの意味がある。
各スートは1(ACE)~10(X)とペイジ、ナイト、クイーン、キングの、合計14枚で構成されています。
なお小アルカナのカードには、大アルカナのような名称は存在していません。
『愚者』とか『隠者』とか、そういう名前のこと。
そのためカード名は「ワンドの4」といったように、スート+数字の組み合わせで表現されています。
ニューメラルカード(数字カード)
ニューメラル(Numeral)とは、「数字」を意味する英語です。
つまりヌーメラルカードというのは、「数字カード」ということになります。
トランプでいう数字札。
具体的には、各スートの1(ACE)~10(X)までのカードを指します。
以下は、カップの1と10の画像です。
なお1についてはトランプと同様、エースと呼ばれることが多いです。
1だけばっちり、カードに「ACE」って書いてあるしな。
コートカード(人物カード)
コート(Court)とは、宮廷や王室という意味を持つ英単語です。
つまりコートカードというのは、スートごとに用意されているキング、クイーン、ナイト、ペイジの「宮廷人物カード」ということになります。
なおキング、クイーン、ナイトは日本人にも馴染みのある呼び名ですが、ペイジについては初耳の人も多いのではないでしょうか?
ペイジ(Page)とは、中世ヨーロッパにおける小姓です。
自分の家よりも格の高い騎士や貴族に仕える、貴族階級の少年を指します。
見習いとして奉公しつつ、騎士や貴族としての務めや心得、振る舞いなどを学ぶ身分なんだそうです。
宮廷内の誰かに師事している学生のような存在と解釈すると、わかりやすいかもしれません。
日本の小姓とはちょっと役割が違う。
おまけ:小アルカナはトランプに似ている?
4つのスートやコートカードとニューメラルカードなど、小アルカナにはトランプと同様の要素がいくつか見られます。
これについてタロット占い関係のサイトを見ていると、「タロット(小アルカナ)がトランプの元型だから」と説明されているケースが比較的多く見受けられます。
しかしトランプの起源については、上記(タロットが起源説)を含めて諸説あるのが実際で、現状では中国起源説が有力であるようです。
そこから考えると、トランプにオカルト要素を追加してタロットが生まれた、という見方が自然かもしれませんね。
あくまでも個人の解釈です。
まずは小アルカナを大まかに理解してみよう
小アルカナの種類を簡単に理解した後は、小アルカナのカードが持つ意味合いに軽く触れてみましょう。
最初だから、まずはざっとね。
というわけで、大アルカナでもやった「ひとこと意味合い表を作る」というのを、またやってみようかと思います。
スートごとの意味
まずは各スートの意味合いから確認してみましょう。
実は小アルカナの場合、スートそのものに意味合いが込められています。
そのスートに共通する方向性のようなものです。
実際に確認してみましょう。
スート | 四元素 | 意味(ひとこと) |
---|---|---|
ソード(剣) | 風(空気) | 知性、信念 |
ワンド(棒) | 火 | 情熱、行動力 |
カップ(聖杯) | 水 | 感情、愛情 |
ペンタクル(金貨) | 土 | 物質、豊かさ |
例えばソードのカードであれば、「知性」「信念」といった方向性を踏まえて解釈する、といった具合です。
数字ごとの意味
小アルカナのニューメラルカードには、それぞれ1~10の数字が振られています。
実はこの数字にも、それぞれ大まかな意味合いが含まれているのです。
数字 | 意味(数秘術) | 意味(ひとこと) |
---|---|---|
1 | 開始 | はじまり、動機 |
2 | 両面 | 選択、二面性 |
3 | 変化 | 変化、脱却 |
4 | 基盤 | 安定、停滞 |
5 | 変化 | 分岐点、喪失 |
6 | 調和 | 調和、葛藤 |
7 | 内省 | 獲得、飛躍 |
8 | 管理 | 移行、成長 |
9 | 受容 | 完成、総括 |
10 | 1と同じ | 結果、結論 |
カードそのものの意味だけでなく、これら数字の意味も判断材料に加えることで、より深く多様な解釈が可能になります。
コートカードの解釈
コートカードにも、共通した解釈の方向性のようなものがあります。
コートカード | 四元素 | 意味(ひとこと) |
---|---|---|
ペイジ(小姓) | 土 | 若さ、純粋 |
ナイト(騎士) | 風 | 活力、積極性 |
クイーン(女王) | 水 | 女性性、成熟 |
キング(王) | 火 | 男性性、完成 |
なお表に加えている通り、コートカードも四元素に結びつけて解釈されることがあるそうです。
実際に意味を読み取る際は、四元素も若干加味してみてるのも面白いかもしれませんね。
小アルカナは大アルカナより詳細な意味合いが多い
これにて「小アルカナとは?」、終了でございます。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
最後にもう1度、ポイントをおさらいしておしまいにしましょう。
長々とまとめてみた通り、小アルカナは枚数も多く、解釈もなかなか複雑です。
また、スートをまたいで似た意味合いのカードもあることから、場合によってはうまく整理できなくなる恐れもあります。
こんなん覚えてらんない!
しかしそんな小アルカナだからこそ、日常的な悩みや問題を連想しやすい、というメリットもあります。
タロットは大アルカナだけでも占うことができますが、内容によっては小アルカナも混ぜたほうが、よりしっくり来る答えが得られるかもしれません。
まずは本で確認しながら、試してみるのもよさそうです!
ーおしまいー