- タロットでどんなことが占えるのか知りたい人
- タロットが得意とする占いがあるのか知りたい人
- タロットが苦手とする占いは何なのか知りたい人
みなさん、おはこんばんちは。
応援しているVTuberさんとお話できるイベントに参加した結果、なんとも言えないすばらしい気持ちになれたさぶらでございます。

いつもモチベーションをもらっています!
今回のテーマは「タロットで占えること」でございます。
みなさんご存知の通り、世の中のあらゆる道具は目的があって作られています。
用途がある以上、「できること」と「できないこと」が出てきてしまうのは当然のこと。
占いアイテムとしてデザインされたタロットカードも、その例に漏れません。
適した用途に使えば、タロット占いの的中率は上がります。
しかしそうでなければ、どうしても的中率は下がってしまうのです。
これはつまり、
「タロットに適した内容を占うのであれば、比較的信頼性の高い結果が得られる」
ということでもあります。
というわけで、今回はタロット占いをより有意義なものにするための知識として、以下の内容をお伝えしてみようと思います。
- タロットで占えること
- タロットが得意とする占い
- タロットが不得意とする占い
- タロットでは占えない事柄
この記事を読んで、より効果的にタロット占いを活用してみましょう!

ゆっくり読んでいってね!
タロットではどんなことが占える?
喜び勇んで占い師さんのもとに向かっても、それが占えない内容だったら「残念ですが……」と占いを断られてしまいます。

かなしい。
そんな悲しい事態になることを避けるためにも、まずは「タロットではどんなことが占えるのか?」というところから確認してみることにしましょう。
やろうと思えば割と何でも占える
ぶっちゃけて言うと、タロットは割と何でも占えてしまいます。
いわゆる恋愛運や仕事運、金運などの運勢はもちろん、気になるあの子の心の内、新しく始める仕事の行く末、などなど。
いわゆる「占いと言えば!」というような内容は、割と何でも占えます。
しかし、これはあくまでも「占える」というだけの話。

アテになるかどうかは別の話。
質問内容によって的中率が変わる
割と何でも占えるとは言え、タロットにも向き不向きは当然あります。
基本的に不向きな内容を占った場合、的中率は「推して知るべし」です。

ぶっちゃけ運任せ。
話題作りやお遊びとして占いを利用するなら、それでも問題ないかもしれません。
けれど本当に悩んでいる・困っている事柄で「当たるも八卦・当たらぬも八卦」では、占う意味は薄いのではないでしょうか?
安くないお金を出してまで占ってもらっているなら、なおさらです。
「当たる占い」を求めるなら、占い内容を選ぶ必要がある
ぼく個人としては、占いたい質問を適切に組み立てるのも占い師の仕事だと思っています。
しかし現実として、すべての占い師さんがそうしてくれるとは限りません。

占い師さんの考え方にもよるしね。
タロット占いを実生活に役立てるなら、やはり可能な限り的確な結果を求めたいところ。
なのでとりあえず、「こんな内容にすれば当たりやすい」という知識を頭に入れておくだけでも、占いを活用しやすくなるのでは?と思っております。
というわけで早速「タロットが得意とする占い」を伝えたいところなのですが。
今回は思うところがあり、敢えて「占えないこと」「不向きなこと」を紹介してから、最後に「得意なこと」へと移っていく形にしようかと思います。

「得意なこと」だけ見たい場合は、こっちに飛んでね!
タロットでは占えないこと
一通り能書きを終えたところで、タロットでは占えない事柄から紹介しましょう。
はじめにお伝えしたように、タロットは割と何でも占えてしまいます。
そのため占えない事柄というのは倫理的に問題がある事柄や、わざわざ占い師に聞く意味がない事柄になります。
今回紹介するのは以下の4点ですが、これ以外にも問題があると判断できる内容については、占うことができません。
- 人の生死
- 医療や法律など専門的な事柄
- 犯罪に関する事柄
- ギャンブルの当たり外れ
人の生死や犯罪については言わずもがなですが、専門的な事柄についても占うことができません。
なぜなら占い師は、医療(病気)や法律などの専門的な知識を持ち合わせていないからです。
(導き出した結果が間違っていても、占者には判断できません)

健康状態が気になるなら医者に相談しろ!!
またギャンブルについては、単純に結果を保証することができないため、占えません。
(理由はこちらで詳しく説明します)
注意:占い師が個人的に占わないと決めている事柄もある
ほかにも占い師個人の信条によって、「占わない」と決めている事柄もあります。
たとえば政治や宗教など、思想・信条の自由に関わる内容については、占わないとしている方を良く見かけます。

「不倫に関する占いはお断り!」って占い師さんもいるみたい。
可能であれば占ってもらう前に、こういったNG項目をあらかじめ確認しておけると良いでしょう。
当日いきなり「それはムリ」と言われてしまう可能性を減らすことができます。
タロットには向いていない占い内容
ということで、いよいよ本題の「向き不向き」に入っていきたいと思います。
まず紹介するのは、タロットで占うと的中率が低くなってしまう「向いていない」占いです。
なおここで挙げる内容は、基本的にぼく自身が学び、(わずかではありますが)実際に経験した結果から導き出した結論になります。
主観的な内容なので、その点だけご承知おきくださいませ。
向いていない内容①:未来予知
未来予知とは、たとえば以下のような内容です。
- 「好きな子に告白しようと思ってるけど、成功する?」
- 「今年中に彼と付き合うことができますか?」
- 「いつ結婚できるのかな?」
おそらく多くの人にとって、もっとも気になるのが未来ではないでしょうか?

「占い=未来を当てる」ってイメージある。
意外に思われるかもしれませんが、タロットは未来予知が苦手です。
(繰り返しますが、これはぼくの主観です)
その理由は単純明快。
タロットには、未来を当てる機能が備わっていないからです。

占えるけど、「当たるも八卦」や。
夢も希望もない話ではありますが、タロットの占い結果に必然性はありません。
なぜならタロット占いは、たまたま出たカードから意味を読み取り、適切だと思われる形に整えているに過ぎないからです。
(シンクロニシティなどを理由に必然であるとする説もありますが、ぼく個人としては支持していません。シンクロニシティについてはこちら⬇で簡単に解説しています)
ということでタロットの未来予知については、完全な運任せになるわけです。
なお同じ未来でも、未来をより良くするための占いは可能です。
こちらは「タロットに向いている占い」なので、こっちで詳しく説明します。
未来の結果は基本的にひとつだけです。
もしタロットで確実に未来予知ができるのであれば、同じ事柄を何度占ったとしても、そのひとつの結果を指し示すカードが出続けるはず。
もちろん、実際にそんなことが起こることはほぼありません。
(可能性はゼロではありません。十発十中くらいまでなら有り得ますが、百発百中ってことはないでしょう)
というわけでぼく個人としては、タロットで未来の結果だけを見ても、何の意味もないと思っている次第です。
向いていない内容②:過去のこと
未来を見ることができないのと同様に、タロットは過去を見ることもできません。

たとえば「俺がさっき食べたおやつを当ててみろ」とか。
仮にそういう内容を占ってみたとしても、ほっぺに生クリームでもくっつけてくれていない限りは、当てることはできないでしょう。
(タロット以外の部分で当てるか、運任せになります)

たまーに過去を当てている占い師さんおるけど?
あれは基本的に、当たったように感じられる程度にアバウトに言っているだけの話です。
バーナム効果を引き起こす原因の1つは占いを信じることにあります。先に挙げた村上の研究では,もともと占いに好意的な者ほど的中したと判断しやすいという結果も得られています。この理由としては記憶を歪めて判断しているというよりも,むしろ占いに合致した情報を想起しやすいこと(確証バイアスと呼びます)が挙げられます。
日本心理学会「占いが当たっているように感じるのはなぜ?」2021年01月16日参照
ちなみに確証バイアスを使おうとして失敗すると、非常に悲しいことになるので注意してください。

自分や占いを疑っている人には起きにくい。
もちろん、本当に霊能力やら予知能力やらを使っていて、本当に過去が見えてしまうような占い師さんが存在している可能性もあります。
しかし実在すると仮定しても、そういう人は簡単には巡り会えないほどに、ガチでレアな存在なのではないでしょうか?
なのでタロット占いでは、基本的に過去を見ることはできないと考えておくのが無難です。
向いていない内容③:他人の心
人の心は移ろいやすく、目に見えないもの。
だからこそ占ってみたい。
特に色恋沙汰に関しては、お相手の心の内を無視するわけにはいきませんね。
しかし残念ですが、タロットで他人の心の内を100%間違いなく読み取ることは不可能です。
基本的には未来予知と同様、占えるけど運任せになります。

さぶら屋としては考え方の方向性こそ当てに行くけど、
「何を考えているか」までは流石にわからん。
とはいえ腕の良い占い師さんは、その「当たり障りのない内容」を元にして、非常にためになる現実的なアドバイスをしてくれます。
ぼく個人としては、そんな「ためになるアドバイス」を目的にタロット占いを活用することをおすすめしています。
タロットに向いている占い内容
さて皆さんお待ちかね、タロットに向いている占いについて紹介していきます。
「どんな事柄」という形ではなく、「どんな質問をすれば当たりやすくなるのか」という視点で説明をしていきますので、読み解く際には注意してください。
タロットが得意なのは「問題解決」
ズバリ、タロットが得意とするのは問題解決のお手伝いになります。
つまり、あなたが悩んでいることや困っていることを解決するための、ヒントやアドバイスを提供することです。

どういうことだってばよ?
たとえば、次のように占ってもらいたいと考えているとしましょう。
「しばらく恋人がいません。今年は恋人ができるでしょうか?」
この言葉通りに占ってしまうと、こちらで「向いていない」と紹介した未来予知になってしまいます。
(答えが「できる」or「できない」のいずれかになる)
なのでこれを以下のように、タロットが得意とする問題解決に変えみると、どうでしょう?
「しばらく恋人がいません。今年は恋人ができるでしょうか?」
⬇
「しばらく恋人がいません。今年中に恋人を作るためにはどうすればいいでしょうか?」
問題解決=目的を達成するためのヒントやアドバイス
このように質問を変えることで、「自分の意思で今年中に恋人を作る」という前提の質問になります。
そのため、恋人を作る際に注意すべき部分やアドバイスなど、実用的な結果が得られるようになるのです。
未来予知は運任せですが、アドバイスであれば何かしらの参考になるはず。
得られたアドバイスをしっかり活用すれば、「今年中に恋人を作る」という目的が達成できる確率も上がるでしょう。

未来は占いに決めてもらうんじゃない。自分で切り開くんや!
次に、質問内容を変えるポイントを紹介します。
主体的な質問に変えてみよう!
質問内容を変えるポイントを箇条書きにすると、こんな感じ。
- 自分が持つ悩みや問題のゴール(目的)を探す
- 自分の力でゴールに向かうための質問に変える
さっきの「今年中に恋人ができる?」という質問を例に、解説をしていきましょう。
ポイント①:自分が持つ悩みや問題のゴール(目的)を探す
まず始めに行うのは、占いたい事柄(悩み)のゴール探しです。
ゴール(目的)というのは、こんな感じです。

なんでそれを占いたいのか、という部分を考えると探しやすいかもしれません。
ポイント②:自分の力でゴールに向かうための質問に変える
ゴールを見つけ出すことができたら、自分の力でゴールに向かうことを前提にした質問に変えてみましょう。
具体的にはこんな感じ。

この質問なら、適切なアドバイスをもらうことができるでしょう。

タロットに成否だけ聞いても意味ないんや。
おまけ:同じ内容を何度も占ってはいけない理由
タロット占いでは、同じことを何度も占うべきではないと言われています。
これは本当にNGなのでしょうか?
また、なぜ占ってはいけないのでしょう?
タロット占いは、カードに描かれた象徴から適した意味を読み取り、答えを組み立てる占いです。
また卜術(ぼくじゅつ)の一種であるため、カードはランダムで引くのが基本です。
したがって同じ内容を複数回占うと、毎回結果が異なってしまいます。
以下の質問を例に、実際にどういうことになるのか見てみましょう。
(ガチで3回占ってみます)

愛しの厨二さんに振り向いてもらうにはどうすればええんや…!?

煉獄の盟主たる我を隷属させようとは、片腹痛い…!
(私と付き合いたいだなんて、おこがましいにも程があります)
1回目の結果

まだまだ準備不足という感じ。
今はまだ色恋沙汰に発展するための関係性が作れていない、というような状態なのではないでしょうか?
このまま事を進めたとしても体だけの関係や、単に「付き合いたい」というあなたの願望を形にしただけの状態で終わってしまう可能性があります。
あなたは本当に厨二さんのことが好きなのか、改めてしっかり考えてみる必要がありそうです。
心の通った真面目なお付き合いを目指したいなら、ぜひ自分の気持ちを見つめ直してみてください。
2回目の結果

どうやらあなたは厨二さんのことで頭がいっぱいの様子。
何にも手がつかないほどに心を奪われてしまっているのでは?
そんな気持ちに水を差してしまうかもしれませんが、敢えてハッキリ言います。
あなたは厨二さんの事をどれだけ知っているでしょうか?
あなたが思っている厨二さんは、あなたの理想が作り上げた幻である可能性はありませんか?
厨二さんはあなたと同じ、人間です。
良い面もあれば、悪い面もあるでしょう。
本当に良い恋愛をしたいのであれば、些細なことで幻滅してしまわないように準備をしておく必要がありそうです。
3回目の結果

現在あなたと厨二さんは、お互いを思いやれるような良好な関係を築けているようです。
ここから恋愛に発展させるのは、難しいことではないでしょう。
(もしかしたら、自然にそうなっていくかもしれません)
とはいえ、油断は禁物です。
お互いに気心が知れているからこそ、気持ちをハッキリと言葉にする必要があります。
「行動で気持ちを表す」と言えば格好は良いですが、はっきりと言葉にしなければ、相手に余計な勘違いや思い違いをさせてしまい、いらぬ不安を抱かせてしまう可能性があります。
また、明確な意思表示が伴わない曖昧な関係は、お互いを不幸にしてしまうかもしれません。
責任を持って、しっかりと自分の気持ちを言葉にしていきましょう。
3回の結果すべてを総合すると…?
ご覧の通り、3つともてんでバラバラな内容です。

なんとなくわかる気もするけど、とっ散らかってる印象。
結局どうすりゃええのん?
いっぺんに色々指摘されすぎると、困っちゃいますよね。
こんな感じに、タロットは占うたびにアドバイスが変わってしまいます。
場合によっては整合性すら合わなくなる可能性もあるため、同じことを何度も占うのはオススメできません。
とはいえ、3つとも「なるほど」と思えそうな内容であるところが、実にタロットらしいと感じます。
ちょっと箇条書きにまとめてみますね。
- 本当に厨二さんのことが好きなのか、もう一度よく考えてみましょう。
- 厨二さんを理想化しすぎている可能性があります。少し冷静になってみましょう。
- 厨二さんとの関係を「なあなあ」にしていませんか?ちゃんと言葉にして気持ちを伝えましょう。

なんか若い頃のワイを思い出すな……。
まとめ
これにて「タロットで占えること」、終了でございます。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
最後にもう1度、ポイントをおさらいしておしまいにしましょう。
- タロットは割と何でも占えるが、得手不得手がある
- 倫理的な問題や占い師個人の信条によって「占えない事柄」がある
- 苦手な内容を占った場合、基本的に結果は運任せ
- タロットが得意なのは問題解決のお手伝い
- 質問内容を主体的にすると役立つ結果が得られやすい
悩みや迷いの解決にタロット占いを利用するなら、やはり意味のある結果を得たいもの。
最後に紹介した質問内容の組み換えは少々難しいかもしれませんが、効果はバツグンです。
本気の悩みをぶつける際には、ぜひ意識してみてください。

参考にできるような、
意味のある結果が得られる可能性が上がるで!
ーおしまいー