みなさん、おはこんばんちは。
先日はじめて食べたオートミールがなかなかおいしくて、ハマりかけているさぶらでございます。
甘くしても、和風の味付けにしてもおいしい!
さて、今回のテーマは「大アルカナとは?」でございます。
タロットカードは78枚の絵札で構成されているのですが、そのうちの22枚が大アルカナと呼ばれております。
この大アルカナは比較的有名なので、何かしらの名前や絵柄を見たことがある、という方も多いのではないでしょうか?
見たり聞いたりしたら、「あれな!」ってなると思う。
そんな大アルカナは、タロット占いでもとりわけメジャーな存在。
まずは大アルカナから触れてみることは、タロットの導入としては王道である、と言っても差し支えないでしょう。
あなたもこの記事から、不思議なタロットの世界に触れてみませんか?
ゆっくり読んでいってね!
大アルカナはタロットを代表する22枚のカード
最初に触れた通り、大アルカナはタロットを代表する22枚のカード群です。
それぞれのカードに番号と名前が割り振られ、神秘的な絵が描かれています。
(カードに名前が記されているのは、大アルカナの大きな特徴です)
「愚者」「塔」などの有名なカードはみんな大アルカナ
上のカードの絵、見たことありませんか?
これは『愚者』と呼ばれるカードです。
「自由」や「無限の可能性」なんて意味があると言われています。
もう1枚くらい見てみましょうか。
こちらも有名な『塔』のカード。
タロットで一番悪い意味のカードだとされています。
(けど、たまーに良い意味にも捉えられます)
これらはどちらも、大アルカナのカードです。
タロットと言えば!みたいなカードは大抵、大アルカナだったりします。
漫画やアニメなどのモチーフに使われるケースも多い
なぜタロットの中でも大アルカナだけ有名なのかと言うと……。
理由はさまざまでしょうが、ひとつにさまざまな漫画やアニメ、ゲームなどのモチーフに使われていることが多い、というのがあると思います。
たとえば。
『ジョジョの奇妙な冒険』(3部)に登場する「スタンド」は大アルカナがモチーフになっている、とか。
ゲームだと(かなり古いですが)『伝説のオウガバトル』や、最近だと『ペルソナ5』にもモチーフに使われているようです。
ペルソナやってみたいと思ってるけど、なかなか機会が作れない。
22枚の大アルカナはひとつの物語を形作っている
22枚の大アルカナは、ひとつの物語を形作っていることをご存知でしょうか?
どんな物語なのかというと、
「愚者(0番)が世界(21番)に至るまでのストーリー」
ってな感じです。
もう少し詳しく。
では、触りだけあらすじっぽく紹介してみます。
とまあ、こんな感じです。
なお、このストーリーは公式のものではなく、あくまでもぼく個人の解釈である点に注意してください。
いろんな人が、それぞれの大アルカナのストーリーを解説してくれている。
このような成長物語としても解釈できる大アルカナ。
タロット占いにおいても、非常に大きな意味を持つカードとして扱われています。
大アルカナ22枚を一言でまとめてみる
簡単に大アルカナの概要を説明したところで、大アルカナにはどんなカードがあるのか、実際に見ていくことにしましょう。
とはいっても、この記事だけで22枚のすべてを紹介しようとすると文字数がヤバいことになってしまいます。
そこで今回は大アルカナの名前と、カードの意味(ひとこと)を表にまとめてみました。
(あくまで、ぼくの解釈です)
画像は面倒だから貼ってないよ!
大アルカナの「ひとこと意味リスト」
番号 | カードの名前 | 意味(ひとこと) |
---|---|---|
0 | 愚者 (THE FOOL) | 自由、無限の可能性 |
1 | 魔術師 (THE MAGICIAN) | 創造、可能性 |
2 | 女教皇(女司祭) (THE HIGH PRIESTESS) | 高潔、思慮深さ |
3 | 女帝 (THE EMPRESS) | 母性、繁栄 |
4 | 皇帝 (THE EMPEROR) | 父性、支配 |
5 | 教皇(法王) (THE HIEROPHANT) | 秩序、モラル |
6 | 恋人たち (THE LOVERS) | 心地よい関係、選択 |
7 | 戦車 (THE CHARIOT) | 行動力、強固な意志 |
8 | 力(ちから) (STRENGTH) | 内的な力、潜在能力 |
9 | 隠者 (THE HERMIT) | 内省、経験知 |
10 | 運命の輪 (WHEEL of FORTUNE) | 運命、チャンス |
11 | 正義 (JUSTICE) | 公正、主観的判断 |
12 | 吊るされた男 (THE HANGED MAN) | 忍耐、試練 |
13 | 死神(死) (DEATH) | 終焉、終わりと始まり |
14 | 節制 (TEMPERANCE) | 調和、バランス |
15 | 悪魔 (THE DEVIL) | 堕落、束縛 |
16 | 塔 (THE TOWER) | 崩壊、破綻 |
17 | 星 (THE STAR) | 希望、目標 |
18 | 月 (THE MOON) | 不安、欺瞞 |
19 | 太陽 (THE SUN) | 喜び、生命力 |
20 | 審判 (JUDGEMENT) | 復活、分岐点 |
21 | 世界 (THE WORLD) | 完成、理想形 |
それぞれのカードにはさまざまな意味がある
一覧でまとめた意味は、あくまでも代表的なものです。
カードが持つ意味合いはひとつだけではなく、実にさまざまなものがあります。
たとえば、大アルカナ最後のカードである『世界』には、以下のような意味合いがあります。
(あくまでも一例であり、これがすべてというわけではありません)
これらの意味は、カードに描かれた象徴から読み取れるものです。
全体的な方向性は共通しているものの、キーワードごとに細かなニュアンスが異なっているのがわかるかと思います。
このような細かな違いのある意味が複数込められているからこそ、質問内容に適した答えを読み解くことができるのです。
これは小アルカナでも同じ。
カードの数字にも意味がある
これまでも何度か触れた通り、22枚の大アルカナにはそれぞれに数字が振られています。
愚者なら0番、皇帝なら4番、塔なら16番。
この数字にも、ちゃんとした意味があります。
たとえば数字の0(ゼロ)なら、「なにもない」「無知」「無限の可能性」。
1なら「始まり」「創造性」「未知のもの」、といった感じです。
ここらへんは数秘術の領域やな。
カードに振られた数字の意味は、カードを表す一言とおおむね一致しています。
そのことにはじめて気づいたとき、ぼくは思わず唸ってしまいました。
こういうの、面白いと感じる。
大アルカナの中にも「括り」のようなものがある
また大アルカナには、意味合い的にひとまとめにできるカードもあります。
いわゆる「テーマ」やな。
たとえば、以下のような括り(テーマ)を見出すことができます。
22枚もある大アルカナのカードの意味を、すべて理解するのは大変です。
そこでこのような「括り」を活用して、一連の流れとして意味合いが理解できれば、多少は効率的になるかと思います。
なお、これらの括りはあくまで一例です。
解釈のしかたや考え方によっては、もっと異なる括り方が見出せるでしょう。
とりあえずはせっかくなので、例に挙げた3つ括りをどのように解釈できるのか、実際に見てみることにしましょう。
括り1:自制のカード
『教皇』は秩序やモラルなど、社会規範にのっとった自制に関する意味合いを持っています。
対して『悪魔』は、欲望や堕落などを表すカードです。
つまりこの2枚は、自制というテーマにおいて相反する意味合いのカードだと解釈できます。
自制心が高すぎると堅苦しく、融通がきかなくなる。
自制心が低すぎると堕落し、モラルが失われる。
括り2:行動のカード
こちらは、意味合いの方向性が共通しているカードの括りです。
『皇帝』は「リーダーシップ」「成功」「積極的な行動」。
『戦車』は「行動力」「強固な意志」「勝利」などを意味しています。
どちらも行動的な意味合いや、行動した結果として得るものを表しているという点で共通しています。
社会的な成功者っぽさを感じられるな!
括り3:構図が似ているカード
最初の2つは意味合いでの括りでしたが、こちらは絵柄での括りです。
以下の通り、『愚者』と『隠者』は構図こそ似ていますが、絵や意味合いは対照的です。
もっと分かりやすいのは、恋人たちと悪魔でしょう。
これらも見た目、意味合いが対照的になっています。
関連付けて考えると、より理解が深まるかもしれません。
恋人たちと悪魔は紙一重。
大アルカナはタロットの中でも特に重要なカード
これにて「大アルカナとは?」、終了でございます。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
最後にもう1度、ポイントをおさらいしておしまいにしましょう。
大アルカナは、タロットカードの中でも重要な意味を持つカードとして扱われることが多いです。
たとえば占いでは、大アルカナが示す意味が重要なポイントであると解釈したりします。
「その選択は、あなたにとって非常に大きな意味があるようです」、みたいな。
意味の解釈についても、小アルカナよりハッキリしていてわかりやすいとも感じています。
なのでまずは大アルカナの読み方から学びつつ、気分転換に小アルカナを学ぶ、くらいの気持ちで考えている次第であります。
(個人的な感想です)
あなたもこれを機会に、一緒にタロットを学んでみませんか?
絵をじっくり眺めているだけでも、いろいろな発見があって面白いよ!
ーおしまいー