みなさん、おはこんばんちは。
コロナの第5波を受け、8月半ばくらいから完全引きこもりになっていましたが、異常なまでに沈静化したのでウォーキングを再開してみた(2021年10月22日の)さぶらでございます。
久しぶりに動いたせいか、若干筋肉痛。
さて、今回のテーマは「ワンオラクルのやり方」でございます。
ワンオラクルとはタロット占いにおけるカード展開方法の1つで、1枚だけ引いて占うやり方です。
いわゆる「1枚引き」ってヤツ。
1枚のカードだけを見つめて意味やメッセージを読み取ることになりますので、タロット占いの基礎と言えるかもしれません。
多くの占い師やタロット好きの方が、このワンオラクルから試してみたのではないでしょうか。
また一方で、たった1枚から占いの回答を導き出す必要があり、突き詰めて考えれば考えるほどカードに対するディープな理解が必要になってくるという、奥深い側面も垣間見ることができます。
沼やで!
今回はそんな簡単なようにも難しいようにも見えるワンオラクルについて、やり方(手順)やコツ、ポイントなど、基礎的なお話をまとめてみることにしました。
タロット占いに興味がある方や、タロット占いをやってみたいと思っている方、初心者の方には特にオススメでございます。
最後までゆっくり読んでいってね!
ワンオラクルとは?
さて、まずはワンオラクルとは一体なんぞや?という部分から簡単に説明させていただこうと思います。
そんなんいいから、とにかく手順が知りたいんや!
って場合は、いきなり手順の説明に飛んじゃって大丈夫です。
もっとも手軽で簡単なタロット占いの方法
ワンオラクルとは、カードを1枚だけ引いて行うタロット占いのカード展開法(スプレッド)です。
1枚引くだけなので準備も時間もそれほどかからない上、1枚から意味を拾い上げるだけ。
基礎中の基礎って感じやな!
なんなら寝っ転がりながらでもできてしまいますし、ちょっと気になることを簡単に占ってみよう、という場合にもサっと見ることができます。
非常にシンプルで手軽な占い方法と言えるでしょう。
日々の練習にも使える
シンプルで簡単とはいえ、タロット占いであることには変わりありません。
さっくりと引いた1枚カードから、占いたい内容に関する意味を的確に拾い上げる必要があります。
そういう意味でワンオラクルは、初心者の方がカードを読み取る練習として行うのに、うってつけの方法。
カードさえあれば気軽に時間をかけずに行えますので、日々の練習として取り入れやすいのではないかと思います。
朝起きて顔洗って歯を磨いたら、1枚引いて今日の運勢を見てみるとかね!
おまけ:「オラクル」とはなんぞや?(言葉の意味)
ぼくが最初にワンオラクルという方法を知った時、疑問に思ったことがあります。
なんでワンカードじゃなくてワンオラクルなんや…!?
どうでもいい人にとってはどうでもいいことかもしれませんが、ぼくと同じように気になってしまう方もいるはず。
なのでおまけとして簡単に、「オラクル」という言葉の意味を説明しておきたいと思います。
ワイは元プログラマーなので、データベースを連想しちゃう。
オラクル(Oracle)とは、「神様のお告げ」や「予言」を意味する言葉です。
タロットで用いられる場合は、「カードの言葉」「カードを通じて得られる神様的な何かの言葉」といった意味合いになるでしょうか。
ワンオラクル=1カードによるお告げ
みたいな感じかな!
ワンカードではなく、あえてワンオラクルを表現することで「それっぽさ」を演出しているのかもしれませんね。
ワンオラクルはどんなことを占うのに向いている?
手軽で普段の練習にもオススメできるワンオラクルではありますが、どんな内容を占うのに向いているのでしょう?
せっかくやるなら、当てやすい内容を占いたいよな!
ここからはワンオラクルに適していると考えられる占い内容について、簡単に紹介していきたいと思います。
気軽な内容がオススメ
シンプルで気軽にできるワンオラクルに向いているのは、やはり気軽な内容。
テレビでよく見かけるような今日1日の運勢や、1日を気持ちよく過ごすためのアドバイス、などなど。
答えが一言で済むような話は、ワンオラクルで占うのに適しています。
気になった時にサッと占えるのがワンオラクルの強み。
そのほか、自分でも気付きにくい潜在意識(の一部)を確認する、という目的に使うのにもオススメです。
深い悩みと向き合うのには向かない
一方で、思わず誰かに相談したくなってしまうような悩みについて占うのには、ワンオラクルはあまり向いていません。
具体的には、以下のような内容です。
彼女から別れ話を切り出された!
このまま別れるべき?
この内容で本気で占うなら、以下のような複数の事柄を総合的に判断する必要があります。
これらすべてに関する適切な意味合いをたった1枚のカードから拾い上げるのは、相当無理があると思います。
少なくともワイには無理や。
このような複雑な事柄を占う場合には、複数枚を展開するスプレッドを用いるのがよいでしょう。
ワンオラクルのやり方
ワンオラクルの特徴を一通り理解していただいたところで、いよいよ本題のワンオラクルのやり方について説明していきたいと思います。
とはいっても、要は単なる1枚引き。
手順なんてあるようでないようなものなので、気楽に読んでみてくださいませ。
覚えるまでもない!
手順①:占いたい内容を決めてからシャッフル
まずはじめに、何を占うのかを決めてからシャッフルをします。
何を占うのかは非常に重要です。
後で詳しく説明しますが、何を占いたいのか明確に(言葉に)してからシャッフルするようにしましょう。
なお、シャッフルの方法は何でも構いません。
タロット占いでよく見かける、カードを広げてまぜまぜするシャッフルもヨシ。
トランプのようにカシャカシャ切るのもヨシ。
あなたが開発したオリジナルのシャッフル方法でもヨシ、です。
やりやすい方法でOK!
手順②:1枚引いて意味を読み取る
気が済むまでシャッフルしたら、適当に1枚を引きます。
逆位置を採用している場合は、カードの向きに注意してください。
引いた1枚のカードをまじまじと眺め、適切と思われる意味を拾い上げ、言葉にしていきましょう。
ちなみにぼくの場合、以下のような感じで結果を導き出します。
上記はあくまでも、さぶら個人のやり方に過ぎません。
この方法が絶対に正しいわけじゃない。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。
最初は大アルカナだけでチャレンジしてみよう
ぼくはワンオラクルでも78枚全部を使いますが、習いたての頃は大アルカナだけでやっていました。
小アルカナまで手が回らなくて。
大アルカナは全部で22枚で、全体の1/3以下しかありません。
意味合いもわかりやすく、それでいて十分に役立つ占いができます。
参考記事 ⇨ 『大アルカナとは?勉強内容のまとめ』
慣れていないうちは無理をせず、まずは大アルカナだけで試してみてください。
小アルカナは、物足りなくなってから混ぜてみよう!
ワンオラクルのポイントやコツ
やり方自体は非常にシンプルなワンオラクル。
だからこそ、難しさを感じることもあるでしょう。
そこでここからは、ワンオラクルで実際に役立つ結果を引き出しやすくするポイントやコツを紹介していきたいと思います。
とはいえ、あくまでもぼく自身の経験による話になります。
100%効果があると断言することはできない点に注意してください。
とはいえ、悪い方向に働くことは少ないかと!
もしご自身に合いそうなやり方があれば、ぜひ取り入れてみてください。
ポイント①:占う内容を具体的に決める
やり方の紹介でも軽く触れましたが、占う内容は具体的に決めておくことをオススメします。
ワンオラクルに限った話じゃないけどね。
占う内容が具体的でないと、何を答えとして拾い上げればいいのか、わかりにくくなってしまうからです。
たとえば「お昼はうどんとそば、どっちがいい?」という占いを例に、考えてみましょう。
何を基準に昼食選びをしたいのかによって、拾い上げるべきキーワードが変わってくる可能性があります。
なんでそれを占おうと思ったのか…ってコト!?
(ちいかわ構文使ってみたかったんや)
「昼食を楽しんで、午後を気持ちよく過ごしたい」という思いが秘められているのであれば。
栄養素だとかカロリーだとかよりも、おいしさや好みを表すキーワードを拾い上げたほうが良いでしょう。
対して「しっかり食べて、午後の仕事を効率よく進めたい」という目的が裏にあるのだとしたら、おいしさや好みよりも、GI値や消化しやすさやなど、午後の集中力に影響がありそうなキーワードを重視した方がよい、といった感じです。
潜在的なニーズを汲み取ることを意識してみよう。
ポイント②:シャッフルで心を落ち着かせる
占いでは、強く偏った思い込みや先入観に注意が必要です。
なぜなら、偏った結果や恣意的な結果を導き出してしまう原因になりかねないからです。
なんとなく結果が偏ってしまうように感じられるなら、可能な限りニュートラルな気持ちでカードを引くように心がけてみましょう。
気持ちを落ち着かせるには、じっくりと時間をかけて集中しながらシャッフルするのが効果的です。
焦る必要まったくナシ!!
毎回の決まりきった動作(誤解を恐れないなら「儀式」と呼んでもいいかもしれません)には、集中力や冷静さを発揮するためのスイッチ的な効果があることが知られています。
タロット占いにおいては毎回やることになるであろうシャッフルという動作を、「儀式」として活用するのがオススメです。
やる気スイッチとか、そんな感じ。
ポイント③:直感的に意味を拾い上げる
タロットの解説書などを見ると、カードごとにさまざまな意味合い(キーワード)が紹介されています。
しかし、そこに書かれている言葉だけが正解だとは限りません。
なぜなら本に書かれている内容が、あらゆるパターンを網羅しているとは限らないからです。
人の心はそんなに単純じゃない!(キリッ)
タロットカードの解釈に、明確な正解はありません。
そしてあなたが参考にしているタロット本も、完璧ではありません。
状況(占い内容)次第では、当てはまらないと感じることや、微妙にずれているように感じることがあるかもしれません。
そんなときには本に縛られず、直感に頼ってみましょう。
実際にご相談者さまの話を聞いている自分自身の感性を駆使して、自由に、直感的に意味合いを拾い上げることで、より適切な答えに近づけるかもしれません。
ちょっと経験が必要かもだけど。
ポイント④:占いが役に立ったか確認してみる
このポイントは今までとは少し違っていて、「占いの精度を高めるために意識したいこと」です。
そこまで求めてない人はスルーでオッケー。
占いは話題作りや遊びで利用するだけでなく、悩みや迷いをスッキリさせたい、解決させたいという思いで利用されることもあります。
その場合、悩みの解消に占いが役立ったかどうかが重要になってくるのは、言わずもがなではないでしょうか。
とはいえ、占った瞬間にそれを確かめることはできません。
なぜならそれはご相談者さまが実際に悩みと向かい合った時に、はじめて分かることだからです。
事実や過去を言い当てるよりも、こっちのほうが大切だと思う。
それを確認するためには、直接本人に聞くしかありません。
親しい相手でなければ難しいかもしれませんが、もし可能であるなら積極的に確認してみてほしいです。
占いの精度を向上させるヒントになるはずなので。
むしろ、知り合いを占ったならぜひ確認してみてほしい!
ワンオラクルはタロット占いの基礎
これにて「ワンオラクルのやり方」、終了でございます。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
最後にもう1度、ポイントをおさらいしておきましょう。
タロット占いでは、複数枚を展開して占うことが多いです。
とはいえ、1枚1枚から意味を拾い上げる必要があるのは、何枚引きであっても変わりません。
日々の練習にちょうどいい。
しかし1枚引きだからこそ特殊で、独特の難しさがあることもまた事実。
そういう意味では、ワンオラクルにはイレギュラーな側面があるとも言えます。
もしあなたがきちんとタロット占いを覚えたいと思っているのなら、できるだけ早い段階でツーオラクルやスリーカードにも慣れたほうがいいかもしれません。
ぼくが初めて複数枚で占ってみた時、1枚引きとは頭の使い方が全然違う感じがしたので。
もちろん、個人の感想です。
小難しい話をしてしまいましたが、タロットカードに慣れ親しむという意味で、ワンオラクルがうってつけであることは間違いありません。
ぜひ気軽に、ワンオラクルを楽しんでもらえればと思います。
毎日のワンオラクルを通じて、カードに慣れてみよう!
ーおしまいー