みなさん、おはこんばんちは。
本格的に暑くなってから、炭酸飲料を口にする機会が明らかに多くなっているさぶらでございます。
甘い系の頻繁なガブ飲みはヤバい(太る)。
さて、今回のテーマは「毒親への恨みとの付き合い方」でございます。
毒親に育てられた子供、いわゆる毒親育ちにとって、毒親への強い怒りや恨みの感情は、いつまでも付きまとってくるもの。
時にはどうにも解消できない思いに悩んだり、時には恨みを抱いていること自体に罪悪感を覚えたり。
ワイも一応、毒親育ち。
一通りは経験済みだと思う。
更にそれは、毒親から離れて独り立ちした後も続きます。
いつまでも消える気配が見えない毒親への恨みから解放されるためには、一体どうすればいいのでしょう?
というわけでこの記事では、いつまでも消えることのない毒親への恨みと、一体どのように付き合っていけばいいのか、個人的な経験をベースにまとめてみました。
うまくいけば、毒親を極力気せずにいられる人生が手に入るはず。
もちろん、ぼくのやり方や考え方が必ずしも万人に適しているとは限りません。
しかし、何らかのヒントにはなるんじゃないかと思っています。
毒親への恨みが消えずに困っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
だまされたと思って!ね!
毒親への恨みが消えない!どう解消する?
私達毒親育ちの多くは、物心付いたときにはすでに、毒親からのひどい仕打ちに耐えていました。
そしてそれは親元を離れるまで続き、場合によっては離れた後も(毒親が生きている限り)続きます。
そのへんは、毒親次第な部分だと思う。
私達が毒親に抱く怒りや悲しみ、そして恨みの感情は、そういったかなりの長期間に渡って形作られた、とてつもなく強く、大きなものです。
いくら毒親を忘れてしまいたいと思っていても、それほどの感情を抱えたまま、忘れることなどできやしません。
ましてや向こうが離そうとしてくれないなら、なおさらです。
ストーカー的な毒親、マジ最悪。
では一体、どうやってこの感情を解消すればよいのでしょう?
私達が本当の意味で毒親から解放される日は、いつ訪れるのでしょうか?
結論:基本的に毒親への恨みは消えません
いきなりガッカリさせてしまうかもしれませんが。
結論から申し上げますと、毒親への恨みの感情が100%消え去ることは、おそらくありません。
少なくとも、ワイはそう思っとる。
先程つらつらと述べたように、長年に渡って形作られた強烈な感情や記憶が、そう簡単に、都合よく消えてしまうわけがないのです。
私達の過去の感情は、過去の記憶に紐付いています。
毒親のことを思い出せるうちは、この感情を消してしまうことはできないでしょう。
なので基本は、この恨みの気持ちと一生付き合っていくつもりで考えるのが、現実的ではないかと思います。
毒親を無理に許す必要も、毒親に同情する必要もない
とはいえ、思い出したくない感情なのは間違いありません。
できるだけ忘れていられる時間(期間)を長くしたいと思うのは、当然のことではないでしょうか。
では、どうすればそんなふうになれるのでしょう?
「毒親の所業を許す」「毒親にも理由があったんだと理解し、同情する」みたいな、よく聞くありがちな方法が思い浮かんだりしませんか?
いわゆるハッピーエンド的な。
しかし個人的には、無理に許したり、同情する必要はないと考えています。
なぜなら無理に許そう、同情しようと思うことで、かえって恨みの感情を強くしてしまう可能性があるからです。
カリギュラ効果とか、そういうヤツ。
それよりもオススメしたいのが、毒親を恨む気持ちを否定することなく、あなた自身がその感情をしっかりと受け止める、というやり方。
あなたが抱いている恨みの気持ちは、決してやましいものでも後ろめたいものでもありません。
至極真っ当な、人間なら当然抱くであろう正常な感情です。
あなたは決して他人から非難されるような親不孝者ではありませんし、変に罪悪感を抱く必要もないのです。
親のほうが悪いんだから、安心してええんやで。
あなたの感情を、まずは他ならぬあなた自身が認めてあげてください。
「恨みを薄める」方向で考えてみよう
それを踏まえてぼくがこの記事で紹介したいのが、「恨みを消す」のではなく、「恨みを薄める」という考え方です。
毒親を恨む気持ちをしっかりと受け止めた上で、自然とその気持ちが手から離れていくように、自分自身の考え方やあり方を変えていく、という方法になります。
なんか難しそう。
たしかに、そう聞こえるかもしれません。
実際大変だとは思いますが、時間をかければ必ずできる内容です。
次の見出しから具体的に説明していくので、見るだけでも見ていってください。
やるかどうかは、読んでから決めてもろて。
「消えない毒親への恨み」とのうまい付き合い方
というわけで、具体的にどのように恨みの気持ちと付き合っていけばいいのか、わかりやすさ重視で説明していこうと思います。
繰り返しになりますが、これらの方法は「消えない毒親への恨みの気持ちを薄めるため」という大目標に沿ったものになります。
即効性は薄いかもしれませんが、長期的には必ず効果が表れてくると確信しています。
ワイの場合、だいたい1年くらいかかった。
ぜひ長い目で見て、試していただければと思います。
付き合い方①:毒親ではなく自分自身と向き合う
しょっぱなから申し訳ないのですが、紹介する中で一番難しい内容かもしれません。
だからこそ重要でもありますので、ぜひトライしてみて欲しいと思っています。
そもそもなぜ私達は、毒親への恨みの気持ちや、怒りや悲しみの感情に囚われてしまうのでしょう?
すでに説明した通り、その感情が強すぎるというのも理由のひとつです。
それとは別に、私達が毒親自身や、毒親から受けた行為、それによって感じた自らの感情に注目しているから、という理由もあるのではないでしょうか?
忘れたいなら、そもそも考えたり、思い出したりしなきゃいいのでは?ってこと。
とはいえ、この強力な感情を無視するわけにもいきません。
なので今回オススメしたいのは、視点を毒親から自分自身に移す、というやり方。
つまり、恨みの感情を抱く自分自身に焦点を合わせ、内面と向き合ってみよう、ということです。
具体的な感情を把握することで、今まで気付いていなかった自分の本心に触れることができます。
親にどうしてほしかったのか、とかね。
自分の感情を見つけ出し、気付いていなかった自分の本心に触れるための具体的な方法は、以下の記事にまとめてあります。
ぜひ参考にしてみてください。
感情や本心が把握できたら、それを自分で認めてあげるんやで!
付き合い方②:毒親との接触をなくす(減らす)
次にオススメしたいのは、毒親との接触をなくす、あるいは極力減らす、という方法です。
毒親の顔を見たり、声を聞いたりする機会が多ければ多いほど、毒親から被害を受ける頻度や、過去の毒親の仕打ちを思い出してしまう頻度が多くなってしまいます。
恨みの感情を薄めるためには、恨みの感情を実感してしまう回数を減らすことも大切。
またメンタルヘルス的な意味でも、毒親との接触は可能な限り避けるべきです。
毒親に割かれる時間が減れば、自分自身と向き合う時間も増えるというもの。
距離を置くことは毒親対策の王道の一手でもありますので、せめてこれだけは実行してほしいところです。
付き合い方③:適度にガス抜きする
これまで自分自身と向き合う方法と、毒親から極力離れるという方法を紹介してきました。
が、いずれも実際にやるとなると最初は大変です。
1回ではうまくいかないかもしれませんし、毒親からの強力な妨害工作に見舞われる可能性もあります。
またいずれも成功したとしても、恨みの感情がすぐに消えるわけではありません。
ふとした瞬間にそういった気持ちを思い起こしてしまい、フラストレーションがたまったり、ネガティブな気持ちになってしまったりすることもあるでしょう。
そんなときには無理に溜め込まず、逐一ガス抜きをするのが大切になります。
ストレスは溜めた分だけ悪影響が大きくなるので、溜まってから吐き出すのではなく、ストレスがあろうとなかろうと毎日少量ずつ吐き出し続けるのがオススメです。
付き合い方④:好きなことや夢中になれることを増やす
毒親への恨み感情を薄めるのにもっとも効果的なのは、そんなことを考えているヒマをなくすことです。
馬車馬のように働け!!
そんなことをしたら、身体や心を壊してしまいかねません。
ですから仕事を詰め込むのはやめて、自分の好きなことや楽しいこと、夢中になれることを増やす方向で考えてみましょう。
無趣味な場合はどうすればええん?
これを機会に、いろいろなことにチャレンジしてみてください。
無趣味な人であるほど、経験したことのない物事が多いはず。
できるだけ負担になりにくい形で、 「これならできそうかな?」とか「これはちょっと気になる」といったものを片っ端から試してみる感じです。
もちろん、やりたくないことを無理にやる必要はないで。
チャレンジする際は、いきなり教室的なところに通うのではなく、まずはネットで基礎知識を得てみるところから試してみてください。
興味が強くなってから、習い事にしたり、お金をかけたりを考えても遅くはありません。
その方がリスクが少ない。
負担なく始められて、負担なくやめられるやり方がオススメです。
毒親に復讐して恨みを晴らすのはオススメできない
ここまで恨みを薄める具体的な方法を紹介してきましたが、中にはどうしても復讐して恨みを晴らしたい、毒親に謝らせたい、などと考えている人がいるかもしれません。
ですが個人的に、復讐して恨みを晴らすやり方はオススメできません。
なぜなら復讐的な方法は、一時的にはスッキリできるであろうものの、長期的にはやるだけ無駄なことが多く、デメリットの方が大きくなりがちだからです。
その理由を詳しく説明するで!
理由①:毒親と同じになってしまうから
毒親の多くは、自身も毒親に育てられたという背景を持っています。
つまり毒親自身も、今のあなたと同じような心境だった時期があったかもしれないわけです。
結果として毒親は、自分の子供に自らの怒りや不満、悲しみなどをぶつける、という方法を選びました。
そしてそれを長年繰り返すことで、自らの行いを正当化するに至ったのです。
あなたが毒親に対して復讐をした場合、あなたも毒親と同様に、その復讐を正当化することになるでしょう。
認知的不協和を解消する必要があるので。
そしてその正当化は、今後のあなたの価値観に影響を与えることになります。
結果、攻撃的な行為に対する抵抗感が少なくなってしまう原因になるかもしれません。
つまり形は違えど、心理面で毒親と同じになってしまうかもしれない、ということです。
あくまで可能性(リスク)の話ね。
理由②:罪悪感に苦しめられるから
毒親への復讐として具体的に考えられることはさまざまでしょうが、それを行うにあたって(あるいは行った後に)罪悪感を抱いてしまう可能性があります。
もちろん、感じない可能性もある。
もしあなたが僅かでも罪悪感を抱いてしまったのなら、その罪悪感に苦しめられることになるかもしれません。
罪悪感を強く感じると自責の念も比例して強くなり、自己肯定感の上昇を妨げる要因になる可能性があります。
自己肯定感が低いままだと毒親を克服するのは難しく、結果として本末転倒になってしまいかねません。
理由③:復讐したところで毒親は変わらないから
基本的に毒親には、自分が悪いことをしているという自覚がありません。
当然、自分が毒親であるという自覚も、自分が子供を深く傷付いているという自覚もありません。
また、自己愛が強く配慮や思慮に欠ける毒親も多く、たとえ復讐をしたとしても自分に都合よく現実を解釈し、結果として何も変わらない、ということになるのがオチです。
しつこいけど、可能性の話ね。
復讐は決して簡単な行為ではありませんし、怒りの感情を中心に発散することになると思うので、とても疲れます。
十分な勝算があるならいいのですが、そうでないならあまりオススメはできません。
労力に見合った効果が得られる期待が少ない。
恨みが薄まれば、毒親を気にせずに生きていける
これにて「毒親への恨みとの付き合い方」、終了でございます。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
最後にもう1度、ポイントをおさらいしておきましましょう。
毒親を自分の中心近くに置いている限り、恨みの気持ちは薄まりません。
もちろんそれは、怒りや悲しみも同様です。
過去に囚われたまま、ってこと。
大事なのは、視点の中心を過去から現在に移すこと。
つまり、自分の中での毒親の重要度をいかに下げていくかが問題、だと思っています。
そういう意味で、時間をかけて恨みの感情を薄めることこそが、毒が抜けた、毒親を克服したという状態なのではないでしょうか。
少なくともぼくはそう考え、紹介したことを今でも実践し続けています。
もちろん、結果は良好!
もしこのやり方が自分に合いそうだと思ったら、ぜひ試してみてください。
あなたの気持ちが少しでも楽になることを、お祈りしています。
ーおしまいー